
今という永遠 写真家・操上和美の90年 石川拓治 著(幻冬舎)
写真家・操上和美の半生を辿りながら、
本書は一人の表現者がどのようにして“見る者”になっていったのかを静かに描き出す。
それは成功の記録ではなく、感受性が形づくられていく時間の物語だ。
物語の底に流れるのは、「母の記憶」と「北海道の自然」。
原風景とは、過去の風景ではなく、いまもなお内側で呼吸を続ける風景のことなのだろう。
それを見守る“聖母”的な女性像は、祈りにも似たまなざしを宿している。
写真家とは何か。
光を写す者である以前に、
時間を引き受ける者。
記憶と向き合い、沈黙の奥にある震えをすくい上げる者。
仕事が始まる以前の歳月、名もなき日々の体験こそが、
やがて一枚の写真の奥行きとなる。
写真は技術の産物ではなく、生きてきた時間の結晶なのだと感じさせられる。

操上和美さん、そして著者・石川拓治さんのサイン入りでいただいた。
ページを閉じてもなお、
「写真家とは何か」という問いが、静かに胸の奥で続いている。
拓治、さすがです。
ありがとう。

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これからも、時間を越えて残したい風景を届けていきます。
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I’ll continue sharing scenes worth remembering across time.