夕方、神代植物公園へ、風は冷たいが、光には春の兆しを感じました。
強い光源にレンズを向けた時に光が白っぽくかぶることをフレア現象、レンズ面や鏡胴で光が不要に反射して生まれることをゴースト現象と呼ばれています。
この写真のような逆光の場面など強い光がレンズに入ってくると、レンズの表面で反射した光が、レンズ内部やカメラ内部で複雑に反射しながらフレアやゴーストを生み出します。フレアやゴーストが発生しないためには、カメラアングルを工夫したり、レンズフードや「ハレ切り」と呼ばれる、手や黒厚紙をレンズの前に(画面に入らないように)かざしたりすることでフレアやゴーストの発生を低減させます。逆に光を感じさせる映像効果としてこのようにフレアやゴーストをコントロールして活用することもあります。
ちなみに「ハレ切り」はハレーションから呼ばれていますが、ハレーションはフィルムのベース面で反射した光線が再び乳剤を感光させる現象であり、デジタルでは発生しない銀塩カメラ特有の現象です。