アザサ(ハナジュンサイ)

昨日「即位礼正殿の儀」が始まったとたん、深大寺(調布)でも太陽が差し込んできました。都内では見事な虹がかかったりと、1300年の時空を超えて感動しました。今日は朝から秋晴れ、終日自宅で原稿書き。夕方、水生植物園へ行くと、アザサの池に映り込む空がきれいでした。

睡蓮に似ているアザサ、葉はハートのような形をしています。若いきれいな葉は食用にもなり、山菜として湯がいて食べられるそうです。アサザは5月〜9月に黄色い花を咲かせます。早朝に咲いて昼にはしぼんでしまう上、朝の気温が20度以上にならないと咲かないことから「幻の花」と呼ばれています。万葉集にも登場する、古代ロマン溢れる花です。

アサザは2000年頃、絶滅の恐れがあるということから絶滅危惧種になりました。水質の悪化や、水辺が整備されアサザが生息しやすい環境が少なくなってきたからです。アサザが自生する日本最大の生息地である霞ヶ浦は、2000年頃、数年で9割以上も減り、絶滅の恐れがあることがわかり、市民が主体となってアサザを再生させるための活動が開始されました。霞ヶ浦だけでなく、日本各地でアサザが絶滅の危機に瀕していることが分かり、ここ神代水生植物園も再生させる活動が行われています。それらの活動によって少しずつアザサの数が増えてきたことから、絶滅の危険が低くなり、絶滅危惧種から準絶滅危惧に回復しました。